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ビルメン(設備管理)って何?仕事の内容や業界について

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「楽な仕事」なんてキーワードで検索すると出てくる【ビルメン】という仕事。

 

しかし、あまり聞きなれない職業でもあります。

今回はそんなビルメンとは何か?という事を解説します。

 

ビルメンとは?

建物の維持管理全般をする仕事を指しています。

ビルメンテナンス、施設管理と呼ばれる方が一般的でしょうか。

ビルだけでなく、病院・ホテル・商業施設・工場等、建物の保守管理をするケースもあります。

  • 設備管理
  • 清掃
  • 警備

この3種類が軸となる業界です。

楽だとよく言われているのは設備管理ですね。

定年した後にやる仕事、なんてイメージの強い業界ですが、近年は昔のように機械だけを相手にしていれば大丈夫というわけにもいかず、ある程度のコミュニケーション力やホスピタリティも求められる業界へ変わりつつあります。

特に「系列ビルメン」と呼ばれる会社では、若い人材を求める傾向が強くなっている印象です。

 

参考: どっちが良い?独立系ビルメンと系列系ビルメンの違い

 

実際どんな仕事をしているのか

ビルには、空調、電気、水道などたくさんの設備が備えつけられています。

ですが、これらの設備は定期的な保守点検が必要です。メンテナンスをしないまま使い続けることのできる設備はありません。

 

電気が使えない、水が漏れた、天井から変な音がする、空調が効かない、など、ビルが稼働していると様々なトラブルが発生します。そのトラブルの対処を行ったり、そのような事が起きないよう働くのがビル管理の仕事です。

テナントの入退去やそれに伴う工事などの管理などもしていますね。

もちろん、すべてのトラブルをビルメンだけで解決しなくてはならないわけではありません。
自営で直せるものは直しますが、ダメなら専門業者を手配しそれの監督をすることも仕事です。

建物全体の総務を行っている、何でも屋・便利屋というイメージでしょうか。

近年のビルメンは、意外と折衝業務も多いサービス業としての側面もあります。

 

楽だというのは本当?

  • 待機してるだけでお金が貰える
  • ネットはもちろん、本読んでたりゲームもやり放題
  • トラブルがあっても業者呼ぶだけ

 

そんな噂がネットにあるビルメン(設備管理)の仕事。

 

は?そんな仕事あるの?

 

と思われる方も多いと思います。

この噂は本当でもあるし嘘であるとも言えますね。

 

待機時間が多い=楽

こんな噂があるのは、「待機時間が長い」事が要因かなと実際に働いてみて感じています。

売上ノルマや、製品の納期というようなものが存在しない業界なので、法律で定められた点検業務を実施して不具合があれば対応するというのがビルメン(設備管理)の基本です。よって、トラブル時以外は慌ただしい雰囲気も無いんですよね。

つまり、トラブルが無ければ「待機」という名の半分自由な時間が発生します。

 

これがビルメンは楽だと言われる最大の要因です。

その場に居るという事が、そもそも仕事の一部なのです。

 

基本は点検業務

あくまでも「僕の今所属する現場においては」と言うことを初めに言っておきます。

ビルメン(設備管理)の仕事は現場次第。ネットの噂はマジです。

同じ会社内ですら、現場によって仕事の進め方やルールが異なるケースもザラにあります。

 

待機時間以外は何をしているのかと言うと検針巡回と月次点検がメイン。

ビルメン(設備管理)の仕事は設備の維持、管理です。要はトラブルを起こさない事が仕事ということですね。

 

その為に、毎日決まった時間にメーターの確認や異音、異臭がしないか。何か異変は無いか。そんなことを確認しています。

 また、月次点検として受変電周りや空調、衛生機器など建物内に存在する様々な設備に対する個別の点検がスケジュールされており、それをこなしています。

 

トラブルの際の対応

ビルメンは専門業者ではないので、故障した電気設備や空調設備を根本から修理することはほとんどありません。

しかし、異常が起きているものをそのままにしておくわけにもいきませんよね。

 

異常が発生した場合は、まず現場を確認して対応を考えます。

例えば

  • 漏水→被害が広がらないようバケツやドレンパンで受けて、可能であれば排水できるよう誘導する
  • ブレーカーのトリップ→メガーで絶縁抵抗を測定して回路に異常が無いかを確認したり、クランプメーターで電流値を測定したりでトリップの原因を特定、過負荷であれば負荷の分散をしたり、絶縁不良であればさらに原因を探る
  • 扉の鍵が閉まらない→シリンダーの分解洗浄、もしくは交換
  • 空調機のエラー→内容を確認し、可能であれば自営で修繕、不可能であれば業者手配
  • 蛍光灯を交換しても点灯しない→安定器不良の可能性が高いので交換(電気工事)をする、老朽化が進んでいるビルであればLED化を提案する

 一例を挙げるとこのような感じです。

 

原因を特定して修繕をできる範疇であれば自分たちで工事をすることもあります。

自営で修繕できない場合に、保守契約している業者を手配したり、

根本から解決するために、オーナーへ修繕工事の提案をしたりします。

 

また、防災関連もビルメンの大切な仕事です。

建物には必ず設置されている火災感知器やスプリンクラーなどの防災設備についてもビルメンは把握している必要があります。

排煙口の起動スイッチを間違って押されて排煙機が起動するだとか、スプリンクラーヘッドに出入りの業者が脚立をぶつけて作動してしまう、なんて事もたまにあるんですよね…

そういった事の復旧もビルメンの仕事。

また、火災が起きた時も、消防隊が到着するまでの初期消火や避難誘導なんかもあります。この辺りは日々訓練をしていますね。

 

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最後に

楽だと言われるビルメン(設備管理)の仕事ですが、結局のところ現場に依存するところが大きいです。

しかしながら、僕の居る現場では他業種からやってきた方のほとんどが「こんな(楽な)仕事もあるんだね」と言う感想を持っているようです。

 

ある程度の規模までのオフィスビルであれば、それなりに楽ができるというのは間違いないかと思います。

 

優良なビルメン会社・求人を探す方法

ビルメン求人の探し方については、別途記事を書いていますので参考にしてみて下さい。

 

その他、ビルメンへの就職、転職に関する記事

 

おわり

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