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「ビルメンテナンス」と「ヒルナンデス」って似てるよね。

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小型PCの完成形!「GPD Pocket」購入レビュー|7インチ・重量500g以下・x7-Z8750・RAM8GB

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以前、当ブログで紹介して反響の大きかった「GPD WIN」に感激して、当時クラウドファンディングをしていた新作「GPD Pocket」に出資したのが今年の4月。

当初アナウンスされていた6月の出荷予定を2か月ほど遅れて、ようやく手元に届きました。

 

クラウドファンディング出資者に行き渡る前に一般販売が始まったりと、GPD社に対しては不信感が強まっていますが、数日触ってみましたので、開封から使用感、ベンチマーク等をレビューしていきます。

GPD Pocket スペック

項目 GPD Pocket
OS Windows10
CPU Intel Atom x7-Z8750 1.6GHz クアッドコア
GPU Intel HD Graphics
RAM 8GB
ROM 128GB eMMC
ディスプレイ 7インチ、タッチ対応、ゴリラガラス3
ネットワーク 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1
バッテリー容量 7000mAh
本体サイズ 横18 × 縦10.6 × 厚み1.85 (cm)
解像度 1,920 x 1,080(フルHD)
重量 約480g
接続ポート USB Type-C、USB 3.0、Micro HDMI
3.5mmオーディオ
備考 外装はマグネシウム合金

改めて、スペックはこんな感じ。

 

このサイズでよくここまで盛れたなと感心してしまいます。

高負荷な作業でなければこのスペックで十分実用的ですね。

 

開封の儀

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INDIEGOGOで出資した分に関しては「GPD」推しのテープで梱包されています。

 

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ちょっとポップになったロゴの印字された化粧箱。

 

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開けてみるとこんな感じ。

右上、蓋の裏側にあたる部分にWindows10のシリアルが記載されてます。

 

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箱の中身は

・GPD Pocket本体

・USB Type-Cケーブル(1.2m)

・Type-C用ACアダプター(5V3A / 9V2.67A / 12V2A)

・取扱説明書 兼 保証書

・画面保護シール

となってます。

 

Type-Cのハブ付きに出資していた僕は、プラスで

・Type-Cハブ

・イヤホン

が付属。

 

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ACアダプタはType-C用。5V3A / 9V2.67A / 12V2Aとなっており、Power Delivery(高速充電)に対応。

PD時であれば1.5時間で満充電ができるようです。

 

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イヤホンは完全にオマケで、GPD WINのときにもあったAirPods的なアレでした。

 

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取扱説明書は完全に日本語対応。保証は1年です。 

 

外観

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MacBookライクなスッキリしたデザイン。ロゴも何も無いのでステッカーとか貼ると可愛いかも。

 

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背面はモノラルスピーカー、ゴム足、印字。

 

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技適対応されてます。認証番号「204-720192」。

まだ総務省HPには載ってませんが、反映まで時間がかかるとの事なので待っていれば載るみたいです。

 

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右側側面にポート類は集中しています。

左側から

・USB Type-C

・Micro HDMI

・3.5mmオーディオ

・USB 3.0(Type-A)

 

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机に画面が干渉しない程度に開くとこんな感じ。

実際はもう少し大きく開き、160°程度まで開きますが机と干渉するので置いて使う場合はこれくらいが限界ですね。

 

重量

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スペック上では約480gということですが、実測は496gでした。

それでも500gを切るのは流石に軽いですね。

 

大きさ比較

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GPD WINと比較。

一回り大きくなってPCらしさが上がりました。

厚みは天板分GPD WINの方が分厚いですね。

 

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10.1インチの「ASUS Chromebook Flip」と重ねてみたところ。

Chromebook Flipもコンパクトだな、と思ってましたがそれ以上です。

 

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ニンテンドースイッチと比較。

ちょうど、Joy-Conを取り除いた本体サイズとかなり近いです。

スイッチは画面が6.2インチなので画面サイズで比較するとGPD Pocketの方が大きいですね。

  

Type-C ハブ

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発送が後回しになった要因であるType-Cハブ。

当初、GPD Pocket用に作成したのかと思っていたんですが、既製品のOEMっぽいです。

 

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シルバーの色味も本体とは微妙に違いますし(ハブはプラスチックなので仕方ないとこもあるが)、接続した際も、印字面を上にするとポートが背面側になったりMicro HDMIポートに干渉して使えなくなったりとイマイチ。

ぶっちゃけいらねぇ...というのが正直なところ。

ちょっと考えればそれっぽいOEM品付属するだけって分かりそうなものなので、いい勉強になりました。

 

起動

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セットアップからの真っ新な状態です。

Cortana(コルタナ)さんがかなり大きな声で喋り始めるのでちょっとびっくりします。

 

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 もちろん日本語選択が可能。

 

ベンチマーク

 ドラゴンクエストXベンチマーク

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大きなスペック変更は無いにも関わらず、ドラクエベンチのスコアはGPD WINと比較して大きく下がっています。(GPD WINはスコア2959)

 

GPD WIN計測時と同条件だと1292で「重い」、表示方法を【ウィンドウ】にして2376「やや重い」と

画面解像度の関係なのか分かりませんが、「GPD Pocket」はゲームプレイにはそこまで向かないようですね。

 

ゲーム目的の場合は「GPD WIN」の方がおすすめです。

 

CrystalDiskMark

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 ストレージはeMMC128GBで、CrystalDiskMarkのスコアは大体予想通りでした。

eMMCの性能アップなのか、Writeは全体的にGPD WINより良いスコアが出ています。

 

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初期の空き容量は100GBほど。

GPD WINから考えると随分余裕ができましたが、まだ心許ないところもあるので気になる方はUSBメモリーでの拡張がおすすめ。

 

Geekbench

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 シングルコア:1115、マルチコア:3214。

 

使用感 

キーボード

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このサイズとは思えない打鍵感の良さには驚きました。
変態...変則配置なので小さなキーこそブラインドタッチは難しいですが
アルファベット部分であれば違和感はかなり薄いです。
キー部分の隙間が確保されているアイソレーションタイプなのが要因かなと思います。
GPD WINのキーボードを思うと相当な進化と言えます。


この記事もGPD Pocketにて執筆していますが、かなりスムーズな文字入力ができています。
慣れれば出先での仕事にも問題なく使えそうです。


しかし、気になる点も。

 

BackSpaceとDelキーの配置

好みもあると思いますが、僕は基本的にBSで文字を消すのでDelのポジションとキーサイズは逆の方がよかったです。
プロトタイプではDelとBSは製品版の逆だったので、個人的には改悪かもしれません。

 

「A」と「Caps」の近さ

アイソレーションキーで打ちやすいと書きましたが、唯一この2キーの隣接が気になりました。
「A」は割と頻繁に使うのに誤入力でCapsONになってしまうのはちょっとマイナス。

 

分割されたスペースキー

トラックポイントを取り付ける都合上、仕方ない部分はありますが、すぐ下のマウス部分の右クリック、左クリックと近い構成でスペースキーがセパレートされているので、
文字の変換の際に誤ってクリックしてしまうという状況が何度かありました。

これはある程度文字入力をしていれば慣れるので良いですが、最初のうちは違和感がありますね。

 

ディスプレイ

GPD WINから大きく進化したフルHDの液晶は流石に奇麗です。

 

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テキストサイズはデフォルトで175%設定になっているので違和感なく使えますが、

100パーセントに戻すとこんな感じ。

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...これだと流石に使えませんw

 

タッチパネルの感度も良好なので、ディスプレイに関する満足度はかなり高いです。

 

動作について

GPD WINからの大きな変更は無いので、だいたいイメージ通りの挙動。

ウェブ閲覧、Youtube鑑賞、Excel等での資料作成ぐらいの使い方であればストレスなくいけます。

個人的にはブラウザのタブを多く開きがちなので、そこでメモリ8GBの恩恵を受けています。

 

バッテリー持ち

この記事はほぼ全てGPD Pocketのみで書いていますが、100%スタートで3時間ほどブログ記事作成がてら情報収集やTwitterなどはさみつつ作業をして、バッテリー残量は46%。

GPD WINの頃とほぼ変わらず、おおよそ6時間程度の稼働時間のようです。

 

やってみたカスタマイズ

キーボードについては、慣れてしまえば割とイケそうだったのでひとまずそのままとして、標準ではトラックポイントで画面のスクロールが出来ないため「W10Wheel.NET」にてトラックポイントでのスクロールができるようにしました。

 

こちらの方と同様、右クリック時にトラックポイントがスクロールできる設定にしてありますが、右手で操作する際に人差し指がトラックポイント、中指で右クリックと自然な感じでできるのでかなり良いですね。

 

既知の不具合

初期に届いた方はすでに一か月以上使っているということもあって、少し調べれば不具合についての情報が出てきます。

初期ロットに見られたのは

 

・画面を閉じてもスリープしない

・Wi-Fi接続が不安定

・キーボードで入力を受け付けないキーがある

・イヤホンジャックから音が出ない

 

といったところですが、幸いなことに僕の手元に届いたGPD Pocketはいずれの不具合もみられません。

現在は不具合を解消したセカンドロットとの事なので、ハズレを引かなければよっぽど大丈夫、といった感じでしょうか。

 

使用中に充電は非推奨

こちらはGPD社よりアナウンスされていましたが、公式では充電中の使用を推奨していないようです。

(参考:「GPD Pocket」 気になる INDIEGOGO アップデート・最新情報 を発信! - とんちき録

 

発熱などが理由とのことですが

これは非常に惜しいところで、充電中の使用に問題が無ければ

 

「外出時は本体を持ち出し、自宅ではHDMIで外部ディスプレイに出力。Bluetoothマウスとキーボードで操作する」といった、ニンテンドースイッチのような運用など幅広いシチュエーションが期待できたのですが...残念。

 

しかし、僕の手元にあるGPD Pocketは電源ON時の使用しながら充電でも極端な発熱は感じられなかったので、自己責任にはなりますが「できなくもない」位の感覚かもしれません。

 

個体差

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今回、僕はINDIEGOGOで出資した分のGPD Pocketと、GearBestさんからのサンプル提供とで2台のGPD Pocketが手元にあるので比較してみました。

 

キー配置や上記不具合はどちらも見つかりませんでしたが、唯一異なったのがINDIEGOGO出資分の方が冷却ファンの音が大きい事です。

 

下記URLにアップロードしたくらいの音の差があるので、こちらは問い合わせてみるつもりです。

 

GPD Pocket ファンの音が大きい - YouTube

↑INDIEGOGO出資分

 

GPD Pocket ファンの音 - YouTube

↑GearBestからの提供分

 

比較するとちょっと気になるレベルですが、個体差なんでしょうかね。

 

一緒に買ったもの・買うと良さそうなもの

ケース

ケースはこれにしました。スリップインタイプなので出し入れが楽で、口が空いているのでそのままケーブルも接続できます。6~7インチ用商品ということで、気持ちゆるめのフィット感ですがカバンの中で出てしまうということは無いのでおすすめ。

 

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奥まですっぽり入ります。

 

当初、限定だと言ってたGPD公式の革ケースも普通に売ってました。

 

トラックポイント

初期状態のものも悪くないんですが、 ThinkPadのロープロファイル トラックポイントのサイズと互換性があるので入れ替えがおすすめ。

GPD Pocketユーザーがこぞって買ったので純正品が品切れ、なんて話もありますが、僕は互換品の購入で問題なく利用できています。

指への吸い付きが良くなり更に快適に使えるようになります。

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画面保護フィルム

僕のもとに届いたのは付属のフィルムがあったので購入しませんでしたが、画面保護フィルムも多数リリースされています。

 

モバイルバッテリー

こちらの「Anker PowerCore Fusion 5000」は、モバイルバッテリーとACアダプターが一つになった商品で、とにかくケーブルの数が少なくできるのがメリット。

バッテリー使用時で5V3A出力ができるのでGPD Pocketの充電にも対応できます。

 

「GPD Pocket、Anker PowerCore Fusion 5000、ケーブル」の3つだけで済むので、カバンがかなりスッキリするはず。

 

ケーブルはMicro USB、Type-C、Lightningが1本にまとまるこちらがおすすめ。

 

購入方法

Amazon

手軽かつ早く購入したい場合はAmazonに出品されているものが確実です。

GPD正規販売店の上記「デントオンラインショップ」だと、オリジナル収納バッグ、Lenovo純正ロープロファイルトラックポイントがセットになって約65,000円。

セット品でこの価格ならなかなかおすすめです。

ただし、現在このセットは入荷待ちで次回は8月21日とのこと。

 

他の出品でプライム対応の店舗もあるので、急ぎ欲しい方はこちらなどがおすすめです。

 

GearBest(ギアベスト)

GearBestでは専用ケース・保護フィルム・Type-C HUB変換アダプタが付属して約52,000円。Amazonで購入するより多少時間はかかりますが、1万円ほど安く買うことができます。

 

 

買い方は以下の記事で解説しています。

 

まとめ

ガタつきや軋みなどがなく剛性も高いマグネシウム合金のボディ、日常使いレベルであればストレスなく使えるスペックで

コンセプト通り気軽に使える「GPD Pocket」は、小型PCの完成形とも呼べるほど完成度の高い製品だなと感じました。

 

現在流通しているのは初期にあった不具合も解消されたようで、驚くほどすんなり使い始めることができます。

意外と拍子抜け感すらありますが、更に自分好みにカスタマイズしながら使っていきたいなと思っています。

 

おわり

 

 

 

 

以下、ただの愚痴になるので嫌いな方はここでブラウザバック推奨です。

 

愚痴

製品自体は大変気に入った「GPD Pocket」ですが、冒頭にチラっと書いた通りGPD社については不信感が強いです。

僕はUSB Type-Cのハブ付きに出資をしたこともあって、そもそも出荷はかなり遅めでした。


INDIEGOGOでの出資者への流れとしては

 

6月中旬ごろ 予定通り発送がスタート(本体のみに出資した方優先だった模様)

6月末ごろ スリープの自動復帰、起動や充電ができないといった電源周りの不具合報告が続出し出荷停止

7月上旬ごろ 出荷の再開が待たれる中、ALiExpress等公式ストアのあるサイトでは購入、出荷が続けられる

INDIEGOGOのコメント欄が荒れ始める

7月中旬ごろ 出資者への発送が再開される


と、ざっくり言うとこんな感じでした。
出資者への発送が始まってすぐの段階で一般販売もスタートしている(価格は一般用価格ですが)のも、個人的にはどうかな?と思わなくもないですが
決定打になったのが出荷を停止したにも関わらず一般販売は継続していた点ですね。

INDIEGOGOのプロモーションページに記載された「Supporters on Indiegogo will be rewarded first.(Indiegogoのサポーターは、最初に報酬を得るでしょう。)」とは一体何だったのか...

 

当初こそ海外通販での購入のみでしたが、出資者への発送が再開されたころには日本のAmazonですらプライム対応で並行輸入品が販売されていました。
GPD Pocketの出資者は相当数が日本人だと言われていますので、不信感を覚えたのは僕だけではないでしょう。

GPD WINの時も似たような状況があったようですし、製品のコンセプトや仕上がりについては良くても個人的にGPD社への印象はかなり悪くなっています。

 

現在は国内(Amazon)ですぐ買えるし安いじゃねーか、とMakuakeでのGPD Pocketの出資者でも不満を漏らす方が増えているようです。

 

今後、GPD社が新しいプロダクトでクラウドファンディングをまた行ったとしても、僕はもう出資することはないでしょうね。

だって待ってれば普通に売るんでしょ?って思いますもんw

製品自体は面白いだけに惜しいですが...

 

愚痴おわり

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