業界に入って5年近くともなると、いよいよ現場では古い人間から数えたほうが早いくらいのポジションとなってきました。
そんなわけで、最近は(役職は変わってないのに)新人の教育係をすることも増えてきています。
ビルメンの業務は
- 電気
- 空調
- 衛生
- 建築
- 防災
と、基礎知識が必要な要素が多いので、未経験で入社すると思っている以上に覚えることが多く驚くかと思いますが、現場によっては教育もそこそこに実務をさせられることもあります。
今回は、僕が新人ビルメンの教育係をするにあたって役立った本を紹介します。
ビルメン未経験者におすすめの初心者向けテキスト
絵で学ぶビルメンテナンス入門
未経験者が設備管理業の全体像を掴むためにおすすめの本です。
設備の名称がそもそも分からない、というレベルの人が、ある程度を把握するまでに活用するのがいいかなと思います。
イラストでわかる建築設備
「絵で学ぶビルメンテナンス入門」と比較すると、そこからもう少し内容が掘り下げられた参考書です。
働き始めて半年程度が経ち、少し慣れてきたくらいの人が読むと知識の補強に役立つ内容だと思います。
絵ときビル設備百科早わかり
これが一番長く使えるかな、という本ですね。僕も未だに使っています。
図解が豊富で、分からない設備の名前や構造が出てきたときに辞書のような感じで使える用語集ですね。
経験を積んでくるとありがちなのが「今更聞けない」という状況ですが、この本があるとある程度対応できるので非常におすすめです。
ビル管理士の試験範囲を一通り網羅しているので、ビル管受験時の参考書として使うこともできます。
系列ビルメン会社なら独自の資料がある場合も
僕の働く会社もそうですが、ある程度の規模があるビルメン会社の場合だと、社内で作られた新卒向けの資料などが整備されている場合もあります。
さすがに社外秘なので画像は出せませんが、例えば漏電発生時の調査方法からテナント対応までの方法をまとめた手順書、みたいな実践的な内容です。
そういった環境が整っている可能性が高いという点でも、未経験者は可能なら大手の系列企業を目指すのを個人的にはおすすめします。
最後に
中途入社が多く、多様な業種から転職してくるビルメン業界では教える人によって言っていることが違う、なんてこともザラにあります。
要するによくわかってない人が何となくで教育しているということですね。
そういうときに役立つのが今回紹介した参考書です。
あまり経験が積めないまま年数が経過してしまうと、知識が無いままベテラン扱いという悲惨な状態になってしまいます。
そうならない為にも、今回紹介した本などで最低限の知識を身に着けていきましょう。