読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ビルメンデス

「ビルメンテナンス」と「ヒルナンデス」って似てるよね。

ビルメン4点セットって何?資格の難易度、必要性について解説【2種電気工事士・危険物乙4・2級ボイラー・第3種冷凍機械責任者】

ビルメン ビルメン-資格 ビルメン-就職
スポンサーリンク

【最終更新2017/01/06】

f:id:yamapi33:20160215174715j:plain

突然ですが…
 
ビルメン4点セットってご存知ですか?
 
ネットで「ビルメン(設備管理)は楽らしいぞ」って話が広がるとともに、この言葉も広まっている気がします。
 
具体的には、
  • 第2種電気工事士(2電工)
  • 危険物取扱責任者乙種4類(乙4)
  • ボイラー2級技士(2級ボイラー)
  • 第3種冷凍機械責任者(3冷)
 の4つの資格です。
 
この記事では、資格の難易度やビルメンになる為に本当に必要なの?なんて事を書いていきたいと思います。
 

 

本当に資格は必要なの?

上記の4点セットのうち、

ビルメンの仕事で本当に必要になってくるのは第2種電気工事士だけ
 
と言っても過言では無いです。
 
 と、言うのは
 
ビルメンの業務としてよくある
 
「照明器具に使われている安定器の交換作業」
 
「コンセントの設置や移設」
 
は、電工の免許が無ければ行ってはいけないと法律で定められているから。
 
 
安定器の交換作業やコンセントの工事って、やってること自体は大した事じゃないものの、火災や停電のリスクがある以上、余程のブラック現場でもない限りは無資格者にやらせる事はしないです。
 
と言うか、そんな会社や現場に当たってしまったのならすぐ辞めるべき。
 
低圧とは言え、照明やコンセントの100ボルトでも人は死ぬレベルの事故が発生する可能性があります。自分の身は自分で守りましょう。
 
 ただ、安定器の交換やコンセントの取付け、移設くらいは自営でやっている会社が殆ど(僕が聞いたことのある範疇では)なので、
 
ビルメンを目指す、もしくはビルメンになったけど、資格は何を取ればいいのだろう、という人は、まずこの第二種電気工事士の取得を目指すのがベターかな、と。
 
 
その他の資格の重要度は、現場にある設備にもよりますが
正直、五十歩百歩感が…(笑)
 
現に、僕が未経験から転職した際に持っていた資格は電工と乙4だけでした。
 

4点セットの難易度は?

f:id:yamapi33:20170106152246j:plain

4点揃ってない(ボイラー持ってません)僕が難易度評価というのもちょっと微妙ですが、2級ボイラーを持っている人から聞いた話を加味して考えると
 
3冷>2電工>2級ボイラー>乙4
 
と言ったところでしょうか。
 
 
3冷と2電工は受験者次第で入れ替わるかも。
 
電工の2次試験は実技で、不器用な人には結構難しいと思います。
 
 
ですが、4点セットレベルの資格なら(電工の実技も含めて)過去問演習と暗記だけで合格できるレベルです。
 
勿論、ある程度真剣に取り組む必要はあります。
 
 
ここからは
各資格についてのもう少し細かな説明をしていきます。
主観もだいぶ入ってるのと、ボイラーに関しては先輩や同僚に聞いた話をまとめたものなので
 
「これはおかしくねぇ?」って事があれば教えて頂けますと幸いです。
 

第2種電気工事士

先程も書いた通り、ビルメン4点セットの中では最も重要な資格です。
 
求人サイトなどを見ても、電工が条件のビルメン求人は沢山あるだけでなく
ビルメン以外にも道が開ける可能性の高い資格。
 
自宅のコンセントを増設したりと、日常生活にも生きる資格なのでお得です(笑)
 
直近での合格率は
年度 筆記試験
合格率
技能試験
合格率
資格
合格率
平成24年 58.2% 70.6% 43.7%
平成25年 62.4% 76.0% 49.0%
平成26年 59.0% 74.2% 45.8%
平成27年上期 62.5% 71.8% 46.9%
平成27年下期 51.6% 67.9% 35.7%
平成28年上期 65.2% 74.1% 50.7%

と、なっています。

平成27年度から上期と下期の年2回実施の試験へと変わったのですが、両方を受験する事はできないようです。
 

実際のところは今までと変わらず年1回しか受けられない試験になります。

 

詳しくはこちらを確認してみて下さい。

 

年1回の試験なので、受験まで間のある人は別の資格を受ける時間もあるかもしれません。

 

第2種電気工事士(筆記試験)の試験対策

【追記】
個別で試験対策の記事を書いたのでこちらもどうぞ。
 
 
よく言われる事ではありますが、
筆記試験はとにかく過去問をやることです。
 

第2種電気工事士の試験は過去問がそのまま出題されるケースもある試験で、問題の構成も大きく変わることはないです。

よって、ポイントとしてはやはり過去問攻略がキモになりますね。

 
受験者も多いだけあって、様々な参考書や過去問も売られていますが、大体どれで勉強しても大丈夫だと思います。
 

おすすめの参考書

オーム社 第二種電気工事士筆記試験標準解答集

定番の過去問集。10年分の過去問が掲載されています。

鑑別はカラー写真で見やすく、公式も法令も図記号も載っているのでオススメです。

 

電気書院 第二種電気工事士筆記試験模範解答集

こちらも10年分の過去問が掲載。

電気の資格と言えばこの電気書院か上記のオーム社のもので問題ないですね。

オーム社の過去問と比べると、こちらの方が暗記系の解説がちょっと詳しい感じです。

 

オーム社 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格

どうしてもテキストも欲しい!という人にはこれがおすすめ。

イラストと写真が多くて取っつきやすく、分かりやすいです。

 

第2種電気工事士の試験は計算問題もあるので、苦手な人は抵抗感があるかもしれません。
 
ですが、似たような問題が出題され続けているのでこれも過去問演習で身につくかと思います。

 

第2種電気工事士(実技試験)の試験対策

これはとにかく慣れるまで練習することが重要です。


僕が受けた頃も含めて、現在は出題される問題の候補(当日はその中のどれかが出題される)が事前に公開されているので、練習しただけ合格が近づきます。
 


独学で受けようとする人にとって地味にキツいのが、工具やケーブルなど、自前で用意するのにお金が結構かかること。
 
この辺り、業界在職者だと
工具やケーブルは職場のを使わせて貰えたりするので楽ですね
 
試験で与えられるVVFケーブルはかなりぎりぎりの長さなので、その辺りの感覚が大雑把だと苦労するかも。

 

試験の際、カットする長さを失敗すると回路が完成できなくて詰みます。

 

僕が受験したとき、ナナメ前のおじさんがそんな感じになってました。可哀想でした…

 

おすすめの参考書

オーム社 第二種電気工事士技能試験 公表問題の合格解答

カラーで分かりやすく必要な点は網羅されています。

が、複線図の書き方にちょっとクセのある解説をしてるんでちょっと注意が必要です。

それ以外の点はこれ一冊で問題ないと思います。

 

電気書院 第二種電気工事士技能試験候補問題丸わかり

これもおすすめですね。

オーム社、電気書院、好きな方を買って特に問題はないかと思います。

 

工具セットや器具・電線セットもネットで買うと簡単に揃えられるのでおすすめです。

 

 

危険物取扱責任者乙種4類

年間の試験回数も多く、ビルメンの資格の中では(おそらく)一番所持率が高いであろう
登竜門的な資格。
これを持っていると、ガソリンスタンドでのバイトにて、時給アップが見込めます(笑)
 

4点セット入りしているのは、ボイラーの燃料に重油が使用されてる事と
 
どのビルにも存在するであろう非常用発電機の燃料にA重油などが使用されているので取り扱いの際に多少役立つかな…という感じ。
 
直近での合格率は

年度 合格率
平成24年 33.7%
平成25年 31.8%
平成26年 29.2%
平成27年 30.0%
平成28年 29.0%

と、数字を見る限りは低く「え?簡単なんじゃないの?」と思われるかもしれません。

しかし、これの実態は仕方なく受験しているやる気のない受験者が結構多いことが原因です。

僕の居た高校でもそうでしたが、クラス全員で受けに行ったりしています。

 

そりゃ受けたくもない人が多数いるなら合格率も…というお話。

 

危険物取扱責任者乙種4類の試験対策

乙4の勉強の方法としては、とにかくテキストを読んで過去問を解く。これだけです。

と、言うのは乙4試験は年に何度も行われている試験だけあって、過去問の類題、もしくはそのままの出題が多いんですよね。

 

こちらのテキスト&過去問集は、Amazonのレビューにもある通り

本番に全く同じ問題が何問か出題されるほど精度の高い新問題が掲載されていておすすめです。

このテキストを数回をこなすだけで、意外と合格ラインはすぐ到達します。

 

内容が理解できてない?

いいんです。どうせ殆ど皆覚えてません(笑)

実際に業務として必要となれば必要な箇所だけまた勉強する、マニュアルを読む。

これだけで十分だと思います。

 

資格を取るのが目的でなく、免状を取得してその後使う事が重要です。

まずは合格しないと始まらないですよね。

 

ボイラー2級技士

ボイラーを使う現場が減ってきていることもあって、需要が下がってきている資格と聞きます。実際、僕の居る現場も昔はあったそうですが、現在は跡地があるのみで熱源はヒートポンプになっています。

 

ですが、これはオフィスビルでの話。

温泉街など、まだまだボイラーが利用されている現場もたくさんあります。

 

が、資格なしでも運転できる規模のボイラーが整備されてきている話もあり、免許としての価値は微妙かもしれません。知識として持ってるといいね、と先輩に言われました。

 

直近での合格率は

年度 合格率
平成24年 53.7%
平成25年 58.0%
平成26年 56.9%
平成27年 60.4%

試験自体は講習受講前でも受験できるようになったので、少しだけ敷居は下がった感じがありますね。4点セットの中では、唯一講習の受講が必須となっている資格で、3日間の実技講習を受けなければ免状が発行されません。働きながら取得するには地味に面倒かも。

 

僕もいずれは取ってみたい資格です。

 

ボイラー2級技士の試験対策

これは完全に聞きかじりの情報ですが

  • 難易度としては乙4よりちょっと難しい程度
  • 過去問の出題比率が高いので理解できなくても過去問をやるだけで良い

と数人が口を揃えて言っていましたので信用度は高いです。

 

取得した際には記事を書きたいと思います。

 

第3種冷凍機械責任者

これまた需要が下がってきている資格と言われています。

理由はボイラーと同じく、冷凍機を使わない現場が増えているからです。

 

しかし、冷凍サイクルの仕組みや冷媒についてなど、空調の知識として持っておいて損はない資格かと思います。

 

僕は2ちゃんねるにあった

「3冷も2冷も難易度は大差無いからいきなり2冷でも大丈夫」

という情報を鵜呑みに受験して、2冷を取得しました。

 

年に1度の試験という点と、いやらしいというか、クセのある出題が相まって体感としては一番難しい資格じゃないかなと思います。

 

他の資格なら

 

【以下の選択肢から間違っているものを1つ選べ】

①.~ ②.~ ③.~ ④.~

答え ①.~

 

となっているようなところを、冷凍機の場合

 

【以下の選択肢から間違っているものを1つ選べ】

イ.~ ロ.~ ハ.~ ニ.~ ホ.~

①.イとニ

②.イとハ

③.ロとホ

④.ロとハとホ

⑤.ロとニとホ

答え ④.ロとハとホ

 

こんな感じ。ある程度知識として持っておかないと合格できない資格です。

 

また、僕の受験した平成26年度から難化傾向にあるみたいです。

合格率にも顕著に出ています。

年度 全科目受験
合格率
科目免除
合格率
平成24年 32.8% 93.2%
平成25年 34.2% 78.8%
平成26年 19.0% 49.4%
平成27年 25.9% 71.8%
平成28年 34.8% 89.4%

 また、冷凍機の資格は事前に講習を受けることで、法令以外の科目を免除することができます。確実な合格を目指すなら素直に講習を受けた方が楽です。

難化傾向の裏には

「もっと協会に金を落としてね?持ってるでしょ?ジャンプしろや」

 という意味が込められてるんでしょう。間違いない。

 

第3種冷凍機械責任者の試験対策

冷凍機も他の4点セットの資格と同じく、過去問メインで問題ないです。

が、先述した出題の独特さに慣れるのがちょっと大変かもしれないですね。

 

そして、出ているテキストがまた微妙です(笑)

と、言うより選ぶほど種類が出てません。

 

僕が取得時に使ったものは

このテキスト(僕は2冷版でしたが)を流し読みし、全体を把握して

 

この過去問集をひたすらやりました。

5週もやればかなり得点できるようになっていると思います。

 

また、冷凍機試験と言えば!

ってくらい有名なのが【エコーランド】さん

 

僕もお世話になりました。

  

おすすめの通信講座【JTEX(ジェイテックス)】

独学では取得する自信が無い…という方や、自分でスケジュール管理をするのが苦手な方には通信講座の利用もおすすめです。

働きながらの資格取得を目指す場合、通信講座で体系的にやっていくのが学習を継続していくのに良いんじゃないかなと思います。

 

技術系資格の通信講座で40年以上の実績があり、この記事でも解説してきたビルメン4点セット全ての通信講座を網羅しているJTEX(ジェイテックス)は、これからビルメン資格を取得していこうという方にはうってつけと言える通信講座です。

 

JTEX公式サイトはこちら

技術系の通信教育講座ならJTEX

 

各資格へのリンク

 

最後に

注意して欲しいことが1つあります。

それは【資格は手段であって目的ではない】と言うことです。

 

ビルメンへ就職するため、実際に免状を使用するため、など様々ありますが、

なぜ資格を取るのかをハッキリさせておかないと

いつしか資格取得が目的になってしまいます。

 

そうなると本末転倒。

 

実際は、資格があるから就職できるだとか、資格があれば逆転できる、なんてものではないケースがほとんどだと思います。

 

特に、この4点セットレベルでは「ないよりマシ」くらいの気持ちでいいかもしれないです。

 

もちろん、資格手当のためのような場合はちょっと話が変わりますけどね。

 

また、ビルメンに限った話ではないですが

資格取得後も勉強を続けることが重要かな、とも思います。

 

資格と実務はやっぱり異なるものですし、個人のノウハウに頼らざるを得ないという場面はやはり多いです。

 

優良なビルメン会社・求人を探す方法

ビルメン求人の探し方については、別途記事を書いていますので参考にしてみて下さい。

 

その他、ビルメンへの就職、転職に関する記事

 

おわり

スポンサーリンク