ビルメンの仕事では、設備のメンテで油汚れが付く事もあります。
そんな時に使うアイテムとして「パーツクリーナー」という商品がありますが、ご存知でしょうか?(ブレーキクリーナーとも呼びます。)
車や自転車いじりなんかをしていないと馴染みのない商品かもしれません。
実際、僕もビルメンに転職するまで知りませんでした。
名前の通り、機械のパーツやブレーキを洗浄するときに使うクリーナーで、とにかく油汚れに強いものなのですが
コレ、一家に一本レベルでおすすめの商品なんで紹介します。
家庭での用途
機械の油落としが家庭で何の役に立つの?という事なんですが
換気扇や電子レンジなどのキッチン周りの油汚れや、シールを剥がした跡なんかがバッチリ取れます。普通に洗剤買ってくるより安いですね。
ガラスを拭いたりもできます。
滑りの悪くなった鍵穴に使えば内部の汚れが落ちて復活しますし、用途は多岐にわたりますね。
もちろん、自家用車や自転車なんかのメンテにも。
ゴキブリも瞬殺
ジメジメとした季節を迎え、気になってくるのが「アイツ」ですよね。
Gと揶揄されるアイツです。映画批評で5点というスコアを叩きだした実写映画ではトンでもない進化をしてるアイツ。
ゴキブリ。
市販の殺虫剤だとなかなか死なない害虫なんですが、パーツクリーナーをかけると文字通り即死します。
YouTubeで動画を見つけたので貼っておきますね
[解放軍]Kill a cockroach with parts cleaner パーツクリーナーでゴキブリ駆除
何故即死するのかは
ゴキブリの体の表面は水をはじいて油になじむ性質があります。
パーツクリーナーのような有機溶剤はエタノールを含むため、乳化作用(油と水をなじませる)があるので
撥水性を持つゴキブリの体によく浸透します。
そしてゴキブリの体表面にある気門(呼吸器)に流れ込むことで、窒息して死んでしまいます。
とのこと。
ゴキブリ以外にもムカデやらカメムシなんかにも効きました。
これ以外にはやったことないですが、おそらく相当数の害虫に効果がありそうです。
何故殺虫剤メーカーが販売しないのか
それは引火性が高いから。
火のついたところに噴射するととんでもないことになります。
2007年に重大事故で販売中止騒ぎになったライオンの「氷殺ジェット」という商品がありましたが、それと近いです。
害虫にも効くのでおすすめ!というニュアンスで書いていますが、取り扱いには十分な注意が必要です。
あくまで機械の油落とし用途の商品だと再度記載しておきます。
間違っても火の気のある場所では使わないようにしてください。
パーツクリーナー(ブレーキクリーナー)の良さ
圧倒的安さ
ホームセンターへ行けば1本840mlのサイズで、安いものだと200円くらいで売ってるパターンが多いです。Amazonでも買えるんですが、ちょっとだけ割高ですかね。(1本300円くらい)
それでも、普通に洗剤や殺虫剤を買うより安いかと思います。
揮発性が高く、無臭
吹きつけたそばから乾いていくレベルで揮発性が高く、臭いも無いです。
ベタベタしないので気軽に使えるのも良いですね。
先述の通り安くて大容量なのでそこも気兼ねなく使えるポイント。
最後に
殺虫剤用途だと見ても、「ゴキブリ用」を銘打った
が250mlで1130円なのに対して、パーツクリーナーならAmazonでも560mlで370円なので圧倒的なのが分かるかと思います。
安全に使えばこんなに良い殺虫剤は無いかなってレベルの商品です。
一家に一本置いておくのをおすすめします。
重ねてになりますが、くれぐれも火気厳禁で…
おわり